猫さんとオルフェさんご家族見守り隊(メンバー1名…)

猫とオルフェーヴルとお酒が大好きな奴が、ただただ競馬場で養分となるだけのお話です。今年からオルフェっ子の一口始めました。

母、壊れる。ヒュッ養分になる。後編

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デビュー戦でした(*'ω'*)チラチラ物見したり子供っぽくて可愛らしい子でした。出遅れちゃったけど、最後はすごい脚で3着まで来ました。勝ち上がりも早そうです!

土曜日、我々親子は抜け殻と化していた。松山君は〝君″をはく奪され、松山呼ばわりに変貌をとげ、豊さんは我々に一銭もお金借りてないのに「豊さんバス代ぐらい出せ」と暴言を吐かれていた。

仕方ないのである。なぜなら言葉のチョイスは汚くて申し訳ないのだが、より絶望感の伝わる表現としては、これしかない。そう、ゴミの様な配当の馬連1回しか、取れなかったのだ。東京では雹まで降り出し、エングレーバーのレースは中止になり、我々もハングレになる。もはや、呪いである。

さて、スーパーで安いお惣菜を買って帰宅した。せめて、スーパードライぐらいの贅沢はいいだろうと、冷蔵庫を開けていると「カシャン」と向うの部屋から音がした。

アゴが白くて可愛い、うちのミルコがかまって欲しい時に物を落としてアピールしてくるので、それだと思って「こらー、ミルコー、また悪さしてー」そう言いかけた時だった目の前には、本物のワルが居たのだ。

 

夏場は関西から競馬場が移動するので、小倉に行くぞ! とずいぶん前から意気込んでいて、小倉貯金なるものをしていた。(競馬で勝ったら、少しずつ貯金箱に入れていくシステム)。しかし、我々はずいぶんと勝利から遠ざかっていた。服部が勝つのが早いか、我々がスランプから抜け出せるのが早いか。前者オッズ201倍。後者198倍。そんな無理ゲーを強いられる中、ついに精神が崩壊してしまったのだ。いや、崩壊したのは精神だけではない、そう貯金箱が…開けられていたのだ。

母は言った「虎の子を分配しましょう! これで明日勝負かけましょう!」と、何故敬語なのかは、分からない。ただ、受け取った紙幣を握りしめ、明日こそはやってやりますよ! と胸に誓った。

 

そんな中、新聞で予想を始めたのだが毎週毎週ルメールばっかりやし、いまだにヴェロックスタックル事件を根に持つ私は「もう、明日はルメール買わんとく! 他の馬買うわ! ミルコもどうせ無理やろ!」と言い放ったのだ。

すると壊れた母は「ドリジャニの子でも応援しよっかな!←半ば切れ気味に言い放った」と言い出した。私ももはや錯乱しているので「せやな、いいんちゃうん」と言った。

この時は、まだドリジャニの声は届いてこなかった「いや、鞍上見て」と。

 

さあ、日曜日! 決戦が始まる。私は1Rから安いがなんとか取れた。色々トリガミしつつも、この日は何度か払い戻しを受けることが出来た。

そして、馬連で60倍ぐらいの馬券を的中させたのだ! 隣で馬券をハズし怒りに震える母に「今日は、スーパーおごるわ」としょぼい宣言だけしておいた。

さて、母はちょい負け。私はビール8杯ぐらい飲んだんちゃうかな? とか色々使ったとして、お金減ってないぐらいの感じで、メインレースへ。

母が何を買ったのかは知らないのだが、ちょっと頭のおかしくなった私は4頭ボックスで馬券を購入していた。もう、朝一から買ってたので変更はきかない。

そして、まずパドックを見て「めっちゃ暴れてる馬おるやん」と他人事のようにプークスクスwと思っていたら、ファンタジストだった。買ってたので、この時点で3頭ボックスとなる。

結果から言おう。3着の馬は買っていた。←だから?

キングヘイローが背中を押してくれる、ヤマザキパン祭りみたいな期間は終わっていた。あいつこっそり善臣さんの背中今週押してたからな、もうパワーなかったんやろ。

そんなわけで、ミルコおめでとう! 久々やから日本語下手になってたな! 石橋、ラックちゃんを頼んだぞ。

ちなみに、ジャスティンとかに騎乗してた坂井は、母の呼び名は「矢作の弟子」です。名前すら呼ばれないとは…恐ろしい子! ちなみに川又君が母お気に入りの若手騎手です。〝君”取れないように頑張って!

結局、私には貯金箱を再生させるだけの力はなかった…。

豊さんが言った「1番勝ちたいのは、次に乗るレース」と。私も常に目の前のレースに勝ちたい。服部より早く泥沼から抜け出せるように、また日曜日頑張ります!